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ウクレレ抱いた渡り鳥
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第5回“常楽寺”コンサート
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佐賀県玄海町有浦を初めて訪れてから、もうかれこれ30年近くなるなあ。
毎夏、ウシャコダで訪れ、九州ツアーの拠点にしてあちこち回ったもんである。
休みの日には、海に遊びに行って貝を獲ったり、晩御飯のおかずを釣ったり、深夜にカニを獲りに行ったり。
玄界灘で鯛釣りもしたし、イカ釣り舟に乗せてもらったこともあった。
本当に楽しい日々を過ごさせてもらったなあ。
生まれて初めてチャンポンを食べたのも、ここ玄海町有浦の“木の実食堂”だしね。
でも、本当に深い縁が無ければ、こんな九州の外れの、そのまた奥の奥の有浦なんて所に来る必然性が無いよなあ。
人間は導かれているのである。
今年も導かれるまま、昨年に引き続きやって参りました。
東京タワーズの大庭珍太、ANNSANと共演である。
最近よく一緒になるなあ。
福岡から“カヨカリ”のスープ・カレーも出店し、本堂内に美味そうな匂いが漂っている。
飲めや歌えやカレーも食えや!の楽しい祭りである。
石垣島出身の田里友邦君という25歳の青年も、三線を弾いて沖縄民謡を歌った。
彼は全盲なのだが、実にしっかりと自立している。
仕事を持ち、一人暮らしをしていて、どこへでも一人で行ってしまうのだそうな。
我々は感心してしまうのだが、「当たり前ですよ、そんなことは~」と彼は笑いながら言うのである。
打ち上げでもガンガン焼酎を飲み、平気な顔をして大笑いしている。
実にたくましいなあ。
翌朝、そんな彼の携帯電話の目覚まし音楽『津軽海峡冬景色』が何度も鳴りまくったのだそうだが、本人はピクリともせず、周りに寝ていたおじさん達が一々起こされたそうな。
かく言う私も完全熟睡、全く気が付かなかった。
写真は、福岡の寺田さんが撮影された、きらびやかな御本尊前で歌う私とギターの児玉君。
by wshakoda | 2008-06-26 13:02
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