曳き揃えが終わり、屋台は各町内へと帰って行った。
神様も神社へ戻られ、今年の祭も終わりとなる。
町は一気に静かになり、香具師も店仕舞いを始める。
毎年必ず出店している焼鳥屋の前に「川克ちゃん(かわかっちゃん)」を発見!
「川克ちゃん」こと川端克彦は、今から17年前、初めて飛騨古川に来ることになったライブを企画してくれたメンバーの一人である。
しょっちゅう一緒に“さか江家”に行き「生中と中華!」ってあきちゃんに頼んでは生ビール飲んで中華そばを食べてた。
冬のある寒い日に「今日は寒いから、生ビールよりも燗酒が良いなぁ。あきちゃん、あつ燗と中華!」と言ったのが『あつ燗と中華』が出来るきっかけだった。
バンバケンジに出会ったのも『バンバケンジ』が出来たのも、きっかけは川克ちゃんだもんな。
“Little Village”というライブ・ハウスをやったり、様々なイベントの企画をしたり、とにかく飛騨古川には無くてはならない名物男だ。
お互いもう少し若い頃には、よく一緒に飲み歩いて散々アホなことをやってたなあ。
焼鳥屋の屋台でワンカップの燗酒を飲んだ後、ずいぶんと久しぶりに入った居酒屋“ぼっかさ”でビールに中華そば。
それにしてもネギが大盛りだ。