巨大なお好み焼きを、おばちゃんはサッと簡単に裏返してしまう。
これが“高専だご”のひとつの名物らしく、このおばちゃんの技を見たいがために、スペシャルを注文するんだそうな。
たっぷり入ったイカが焼けて香ばしい。
甘口、辛口、激辛、と三種類のソースを塗りながらいただくのだが、結構、甘口が美味かったりするなあ。
ゲソやきも美味かった。
“高専だご”の後は温泉だ。
ビジネス・ホテル“眺山庭”の温泉は、ビジネスと言いつつ源泉掛け流しで、山鹿の町を見下ろす絶景の風呂だった。
九州初日も、気持ちの良い温泉から幸先の良いスタートである。
その後、国指定重要文化財の芝居小屋“八千代座”を見学した。
明治43年建築の素晴らしい小屋である。
奈落に下りて、すべて人力で動かす、回り舞台、せり、すっぽん、の仕掛けを見た。
客席はすべて畳敷きで軽く傾斜がついており、二階の最上段の客席はかなりの高さである。
実は、この“八千代座”で「藤井康一まつり」をやろう!という計画があるのだ。
そして、ライブ会場の“ji-u(じう)”は更に更に古く、260年程前の建物だそうだ。
素晴らしい空間でゆったりとくつろぎ、美味しい食物をいただける素敵なお店です。
ライブは、最後にお父さんもジルバを踊りだしたりして、良い感じで盛り上がりましたね。
次回はのんびりと山鹿の町を歩いてみたいもんである。