ウクレレ抱いた渡り鳥

鹿児島県指宿市開聞町、川尻温泉、国民宿舎「かいもん荘」。
当時はかなりモダンだったであろう、かなり年季の入った建物に何故かホッとする。
露天風呂の眼前に広がる東シナ海、間近の海岸線からスーッと頂上へきれいな稜線を描く開聞岳。
素晴らしい眺めだ！
茶色く濁った温泉はかなりの塩っぱさ。海から吹くひんやりとした風にあたりつつも、体はホッカホカだ。
最近の温泉は、どこも近代的な設備の整った所が多くなった。
ここは、本当に源泉を流しているだけ！後は何もしない！
これだけの景色があれば他に何もいらないよ！
露天風呂に、左卜全そっくりのおじいさんが、一人ぽつんと湯につかり、静かに海を眺めていた。
なんとも言えぬ懐かしいような情景であった。

訂正。
「山川駅」は日本最南端の“有人”駅である。“友人”ではない。

菜の花畑のむこうに開聞岳がくっきりと見える。
なんという景色！なんという駅なんだろう！
果たして、この駅からいったい何人の人が汽車に乗るのだろうか。
いや、もう誰も乗らなくたってかまわない。この景色のためだけにあれば良い。この素晴らしい景色のためだけに、いつまでも存在していなければならない駅だ。

10日遅れの日記だが悪しからず。そのうち追い付く。2月5日(月)
昨晩のライブの盛り上がりを噛み締めつつ、今日も温泉だーっ！
国分からなら霧島方面の温泉へ向かうのが順当だが、ひたすら南へ向かってしまうのでした。
いつも行くお気に入りは、指宿の先、山川温泉の絶景露天風呂だが、今回は更に南、最南端の温泉だ！
最南端と言えば、指宿枕崎線の「西大山駅」がJR日本最南端の駅である。
ちなみに最南端の友人駅は「山川」だ。
暖かい陽気に菜の花が咲きまくっていた。
まわりは畑ばかりの何もないところに、ぽつんとあるプラットホーム。いったい誰が利用するのだろうか。

2月4日(日)
昨今の焼酎ブームのおかげで“幻の”と呼ばれる焼酎がやたらと増えたようだ。
“伊佐美”もその一つだそうな。
そう言えば、大口は芋焼酎発祥の地だとのこと。
その“伊佐美”をペースト状というかゼリー状というかにして、ホワイト・チョコでくるんだのがこれだ。
食べてみるまでは想像がつかず、とんでもない味がするのではと思っていたが、芋焼酎の甘味がチョコと違和感なく溶け合い、なかなか美味しいものでした。
さて、今日は国分「くいもん家　屋形船」で“今年も素敵な年にしようライブ”。
国分でのライブは何年ぶりだろう。
ライブ開演まで、大学時代に相撲をやっていたというマスターの“カレー・ちゃんこ”を食べたりで準備万端。
老若男女、幼稚園と保育園の先生方から飛行機のパイロットまで、わきあいあい親戚一同の集まりの様な、楽しく、且つすさまじい盛り上がりの晩でした。
後半戦途中から全員立ち上がって踊りだし、最後まで誰一人座らず踊りまくっていた！
私も全国各地いろんな所でライブをやってますが、こんなことはめったにない！
そんな中で、一人飛び抜けたダンスを披露していたのが5歳の女の子。
バレーを習っているであろうその動き！ターンを何回も決め拍手喝采！
最後に私に花束を贈呈してくれ、ほっぺにチュッ！って。でもすぐに口を手で拭ってた。
その子のお婆ちゃんのツイストも年季の入ったホンモノだーっ！
マスターの土俵入りもあり、「ツンパッ！」に合わせたてっぽうも良かった。
それにしても、なんて盛り沢山で濃ーい一夜だったんだろう。
この盛り上がりを超越するのは至難のわざだ！
国分、おそるべし！

2月3日(土)
昨年は、何だかんだで8回訪れた鹿児島。
今年は記録を塗り替えることが出来るだろうか。
2007年、T-BONEでの初ライブは毎度お馴染み、T-BONE Playboysとの共演だ。
破天荒なオリジナル曲『大相撲ブギ』に『サモアン・ロック』は面白いし、単にリトル・リチャードの『ルシール』なんだけど、一緒に「アーォゥッ！」と叫ぶあたりアホでヨイ！って書いても文章じゃわからないなあ。
『奇跡』という曲はなかなかの名曲だし、『フリスビー・デイ』も楽しい曲だ。
そして今回は『パープル・ヘイズ』が「ババア、屁ーをこくなー！」だし。
えせサモア人“マミー”もホンモノなのかえせなのか、現実を超越して妙にリアルだ。
なーんて、T-BONE Playboysを観てみたくなるでしょう？そんな方は鹿児島のT-BONEまでいらっしゃい！
T-BONE Flying Disc Club のメンバーも大勢集まってくれ、盛り上がりましたね！
さあ、今年も一緒にたくさんライブやりましょうね！